2026/6/29に令和8年6月小松市議会定例会を終えました。
Gemini NotebookというAIの力を借り、要点をまとめ議会の振り返りを行います。
1.物価高対応のデジタル給付(こども食育支援・自治体マイナポイント)について
【こども食育支援】事業概要・期待効果とシステム開発・活用の妥当性
質問の要点
学校給食のない夏休み期間中、市内の小中学生(約8,200人)へ1人当たり3,000円分の電子チケットを配布する「こども食育支援事業」の目的・目標効果について質しました。また、8月開始に向けた短期間での公募型プロポーザルに対する開発遅延・不具合懸念を指摘し、新規開発に固執せず既存プラットフォーム(LINE連携ツールや地域通貨トチツーカ等)を活用した持続可能なシステム基盤の構築を提案しました。
市の答弁(宮橋市長)
食事代補助に加え、家族で食事や外出を楽しむ機会の創出と市内飲食店の売上貢献を目指し、申請率目標を90%に設定します。システム開発はゼロベースではなく自治体等での実績ある事業者を選定し、二重申請防止機能を確保します。電子チケットによる外出の仕組みを検証し、将来的に福祉や介護予防等の分野へ展開する可能性も探ってまいります。
【自治体マイナポイント】過去事業からの改善点、未執行交付金の使途と高齢者支援
質問の要点
高校生以上を対象とする「生活応援自治体マイナポイント」について、昨年度(働く世代対象)からの改善点や申請状況を尋ねました。併せて、過去事業の取得率停滞(58%)に伴う未執行交付金の最終的な使途を質すとともに、マイナンバーカード読み取り非対応スマホを所有する高齢者への金銭的・技術的支援、および有償アルバイト形式による「学生スマホサポーター」の地域派遣を提案しました。
市の答弁(越田副市長)
今年度は高齢者へ対象を広げ、市役所・南支所への特設窓口設置やパンフレット配布等により、6月半ば時点で申請率は既に前年を上回る55.5%に達しています。過去の未執行交付金は国に返還せず、他の物価高対策(子育て応援手当や商品券等)に全額充当・活用しています。スマホ非対応の高齢者へはWAONカード付与や対面支援を行い、学生サポーター制度は課題整理のうえ検討します。
吉柴の視点:単発のシステム投資を避け、誰もが取り残されないデジタル給付基盤へ
給付事業のたびに単発の新規システムを開発・使い捨てにするのではなく、LINE公式アカウントや既存の地域通貨(トチツーカ等)を活用した持続可能なデジタル基盤の共有が必要です。また、デジタルの壁に直面する高齢者に対し、若い世代の力(学生スマホサポーター)や地域の助け合いを組み合わせた「温かみのあるデジタル行政」の実現を今後も強く働きかけてまいります。
2.小松市におけるAIの現在地と今後の関わり方について
自動運転バス接触事故の要因分析と安定運行に向けた安全策
質問の要点
5月13日に小松駅西口ロータリーで発生した自動運転バスの縁石接触事故について、2年間の運行データがありながら事故を防げなかった要因の分析と、「AIの進化・学習」の検証状況、ならびに運行再開に向けた安全管理基準や市民への分かりやすい説明方針について質しました。
市の答弁(宮橋市長)
現行システムは周辺「認知」のみにAIを活用しており、事故は指示した操舵角度に電動パワーステアリングが追従しなかった車両制御側の不具合が原因です。ステアリング角度の乖離検知・自動停止機能や構造物認識の追加対策を実施します。今後は、事前にプログラムされたルールベースから、リアルタイムで高度な判断を行うAIベースの走行プログラムへ移行し、レベル4社会実装を目指します。
教育現場への生成AI導入ルールとICTインストラクターの体制強化
質問の要点
文部科学省「生成AIパイロット校事業」(芦城小・芦城中)の採択を受け、教員のAIリテラシー向上とガイドラインの配備・研修状況を質問しました。併せて、学校現場のAI・ICT活用を支える「ICTインストラクター」の人手不足や短時間勤務といった処遇の懸念に対し、育成・確保の強化と情報共有コミュニティの創出を提案しました。
市の答弁(山本教育長)
文科省ガイドラインを基に「小松市生成AI利活用ガイドライン」を策定し、教員向け研修動画の視聴義務化や児童生徒への事前学習を実施しています。ICTインストラクターの体制強化・人材確保は重要課題と捉えており、教育委員会だけでなく人事育成課やスマートシティ推進課など庁内関係部局と連携して実効性ある対策を講じてまいります。
行政職員のAI活用状況と全庁的・組織横断チームによる推進体制
質問の要点
現在の市職員における生成AIツール(Logoチャット経由等)の具体的活用状況を質すとともに、神奈川県横須賀市のような全庁的な組織横断AI推進チームの組成や、外部プラットフォーム(QommonsAI等)の積極導入による実践先行型のAI推進アプローチを提案しました。
市の答弁(越田副市長)
LGWAN上で動作するLogoAIアシスタントをガイドライン遵守のもと利用中(AI議事録・AI-OCR・クマ検知等も活用)です。他自治体の先進事例(QommonsAI等)も積極的に研究・導入検討を進めます。組織横断チームの設置は必要に応じて検討し、最終的な結果をうのみにせず職員自らが正しく判断できるリテラシー向上に努めます。
吉柴の視点:AI技術を正しく恐れず、現場と行政の課題解決へ果敢にチャレンジを
自動運転や教育・行政DXにおけるAI活用は、過剰な警戒でリスクを先送りするのではなく、安全管理とルールの明確化を図りながら「実践先行」でノウハウを蓄積することが重要です。特にICTインストラクターをはじめとする現場人材の処遇改善や、部署の垣根を越えた全庁的AIチームの結成により、小松市が時代の変化に迅速に対応できる「AI時代の先進都市」となるよう提言を続けてまいります。
YOUTUBE.動画で見る質問の概要
【2026年6月議会】小松市議:吉柴文悟とNotebookLMで見る「市議会」~プレミアム商品券・マイナポイント・子育て支援はどうなる?~
今回の3月定例会では、過去最大の予算規模となる中で、行政のDX化や公共交通の再構築、教育環境の刷新など、小松市の未来に直結する重要な議論が行われました。
デジタル技術の導入は「作って終わり」「入れて終わり」ではなく、市民や現場の皆さまが実際に使いこなし、生活や業務が便利になって初めて意味を持ちます。今後も現場の声を第一に、実効性のある施策推進を強く働きかけてまいります。